わたしが日本語教師になろうと思ったきっかけ

十人十色の日本語教師

十人十色という言葉があるように、日本語教師になったきっかけは人によって様々です。 私の場合は、オーストラリアに19歳の時、一人旅したのがそのきっかけでした。 たまたまバスで日本人のおばあさんと席が隣になり話しかけられました。


おばあちゃん

あなた、日本人?ここで、何してるの?

わたし

え、はい。大学が冬休みなのでオーストラリアを旅行しています。

おばあさんは、何してるんですか?

おばあちゃん

私はね、孫がオーストラリアの高校に留学しているから保護者としていっしょに住んでいるのよ。
わたしの息子は仕事でいそがしいからね。
久しぶりに孫以外の日本人と会ったからうれしいわ。よかったらわたしの家にご飯でも食べに来ない?

わたし

え?いいんですか。じゃあ、少しおじゃまします。


そして、私はそのおばあちゃんと孫が住む家に行くことになりました。 そこでその孫の女の子が通っている学校で日本語を勉強しているタイ人の同級生が四人ほど「大学生のお兄さん(わたし)に日本語の宿題を見てほしい」ということでその家に来ました。

その宿題は読解の問題でした。 今考えればけっこうレベルの高い内容でした。 曙と小錦、ともにハワイ出身の相撲力士のインタビュー記事でした。

それはいつのまにか曙が日本語を覚えて同じハワイ出身の小錦とお互い日本語で話していることが不思議だね という内容でしたが、問題は「Q:なぜ二人は日本語で話していることが不思議だとおもいましたか」

二人が日本人ではないハワイ出身という背景があるということを説明したんですが、なんかいまいちわかってくれませんでした。笑

わたしが若いころというと1998年ぐらいのことです。タイ人がオーストラリアに留学に来て高校で日本語を勉強しているのも不思議でしたし、そのおばあちゃんと過ごした食事は貴重な経験でした。

(日本語教師か・・・。海外で働くのも面白いかもしれない。帰って調べてみよう)

オーストラリアから日本に帰るまでずっとそのことが気になっていました。

もともと私は日本の小学校か中学校で国語教師になりたいなと思って文学部国文学科に進んだのですが、大学の教員免許の説明会で学校の教師になることが難しいことが分かり、将来どうしようか悩んでいるところでした。 当時は男性の日本語教師も珍しく大学卒業後は会社に就職して営業の仕事を経験してから、日本語教師の資格を取って韓国に行くことになります。

日本で働きたい、留学したい。日本語を勉強している理由はいろいろあると思います。
あなたが日本語を勉強している理由を自分で書いてみるといいでしょう。SSWや留学の申請のときに役に立ちます。

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Japanese Video course for working in Japan

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